ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版

Vol.1(2023/09/02) @

 

 

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(Update:2023/09/04)

 

乗鞍の紅葉は、標高2700m付近の大雪渓(見頃:9月下旬〜10月上旬)から、標高1500m付近の乗鞍高原(見頃10月上旬〜中旬)まで、約1ヶ月にわたり楽しむことができます。当WebSiteでは9月〜10月の2ヶ月間、週末ごとの紅葉状況をお伝えします。

今シーズンから、代表的な撮影ポイントでの紅葉状況を、GoogleMapを利用してお伝えしております。代表的な撮影ポイントはお勧めのビューポイントでもありますので、地図をご確認の上、現地にお越しいただければと思います。

 


◎ 今回の目次

●Page-1 : 
【地図 − GoogleMap【乗鞍大雪渓WebSite】乗鞍紅葉状況(2023/09/02時点)】  
【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
【過去6年間の見頃の時期(大雪渓・位ヶ原エリア】
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】 


●参考資料●
(紅葉情報) − 紅葉総合INDEX
(昨年の様子) − 2022ノリクラ雪渓カレンダー紅葉版(INDEX)

 

   

GoogleMap上に今回の撮影ポイントを表示してあります。

 

アイコンが色別表示させております。

●黄色:撮影ポイント(今後の紅葉ポイント)
●灰色:カーブ番号
●茶色:バス停

 

 

県道乗鞍岳線のカーブ番号・バス停も合わせて表示させておりますので参考になさってください。(撮影ポイントとカーブ番号は別レイヤーにしてありますので、表示を切り替えることが可能です)

 

【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★

大雪渓付近

ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めます。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。

<紅葉関連情報>
■ 紅葉まとめ − 紅葉総合INDEX
■ ノリクラの紅葉の概要 −  乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  

 

2022年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2022ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2022/09/03) @
今回の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)

こちらは大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)の様子。まだ目立った変化はありませんが、昨年より若干遅め。

ノリクラの紅葉は森林限界を超えた大雪渓から位ヶ原(標高2700〜2500m)がお勧めエリアですが、見頃の期間が長くても1週間程度と非常に短く、ピークを過ぎると一気に枯れてしまう点に注意が必要です。

9月下旬から10月上旬に見頃の時期を迎え、年によって1週間程度のズレがあります。また、紅葉には冷え込みが必要ですが、9月下旬〜10月上旬の森林限界では、霜が降りるほどの強い冷え込みがあり、そうなると枯れてしまいます。紅葉が進む前であれば、霜害には多少の耐性があるものの、紅葉直前や紅葉が進んだ段階では一気に枯れ落ちてしまいます。そのため、年によっては良い状態の紅葉に巡り合えないのがこのエリアの特徴です。

ここ最近は、9月中旬ごろから色づきが始まり、9月下旬に一旦枯れたような状態になってもうダメと思ったものの、その中から綺麗に発色するものが10月上旬に見られますので、今後の推移にご注意下さい。

 

2022年の大雪渓付近
2022ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2022/09/03) @
今回の大雪渓付近

現時点で、発色が進んでいるのは、こちらの画像に示す5号カーブと4号カーブの中間付近と、速報でも掲載した位ヶ原11号カーブの2箇所のみです。こちらはもう少し色合いが進むと思いますが、11号カーブは1〜2週間後にピークを迎えたのち、他の紅葉が始まる9月下旬〜10月上旬には落葉すると思います。

この場所に関しては、現段階では昨年とほぼ同じなじような感じです。

 

【過去7年間の見頃の時期(大雪渓・位ヶ原エリア)】

 

毎週土曜日の取材日をもとに判断しておりますので、真のピークは前後数日のズレがあると考えてください。

【2022年】  ■2022年10月8日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版Vol.6

【2021年】  ■2021年9月25日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.4紅葉情報

【2020年】  ■2020年10月3日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.5紅葉情報

【2019年】  ■2019年10月4日(金)     (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.22紅葉情報

【2018年】  ■2018年9月22日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.20紅葉情報

【2017年】  ■2017年9月30日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.21紅葉情報 )

【2016年】  ■2016年9月24日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.20紅葉情報

→見頃は9月下旬 または 10月上旬のどちらかの1週間程度(注:9月下旬〜10月上旬ではありません)

ただし、昨年・今年は推移が異なっています(下記参照↓)

 

こちらは過去7年間の見頃の時期を示したもの。早い年で9月22日、遅い年で10月8日と開きがあります。上記に表示した時期でも、大雪渓は終了・位ヶ原はピークという年もあります。また、どの年も見頃の時期は長くて1週間しかありませんので、1週間ずれるとほぼ全て枯れ落ちて見所が全くない状態となります。そのため、当WebSiteでは見頃の時期を逃さないように情報提供しております。なお、リンク部分をクリックするとその時の速報と雪渓カレンダーを確認することができます。

ただ、昨年と今年のウラジロナナカマドは、最初に紅葉になった部分は紅葉が始まる前に枯れ始めたものの、次に紅葉が始めた部分は奇麗に発色し、2週にわたって紅葉を楽しませてくれました。例年とは少し状況が異なっております。

 

 

 

【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

位ヶ原−宝徳霊神バス停付近

標高2500メートル付近の位ヶ原エリアもまだ紅葉は始まっていません。

 

2022年の位ヶ原−宝徳霊神バス停付近
2022ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2022/09/03) @

昨年とくらべてもほぼ同じ状態で、同じ傾向といえます。

 

2022年の富士見沢
2022ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2022/09/03) @
今回の富士見沢

富士見沢でもほとんど変化がありません。左下に若干色づき始めたウラジロナナカマドがあります(丸印内)。

 

2022年の富士見沢のナナカマド
2022ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2022/09/03) @
富士見沢のナナカマド
今年は一部で枯れ始めている

こちらが左下の部分を拡大したもの。すでに一部で枯れ始めています。富士見沢は緑のハイマツの中に赤いウラジロナナカマドが点在して、人気の撮影ポイントですが、近年は、綺麗に発色する前に枯れてしまう状態が進んでいます。今年は異常に暑い夏となりました。富士見沢全体のウラジロナナカマドも、発色が進み始めた段階で、枯れていく可能性が考えられます。

 

今年の位ヶ原お花畑

2022年の位ヶ原お花畑
2022ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2022/09/03) @

7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。こちらも昨年とほぼ同じです。

 

 

位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
ノリクラの紅葉はここから始まります

ツアーコース入口付近の11号カーブのウラジロナナカマド。ノリクラの紅葉はここから始まります。

 

2017年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2017/09/02) C
2018年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2018/09/01) C
2019年位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2019/08/31) C
2020年位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2020ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(Vol.18 2020/09/05) @
2021年位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2021ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2021/09/04) @
202年位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2022ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2022/09/03) @

過去6年間と比較すると、今年は昨年より遅めで例年とほぼ同じ。今年と同じように暑かった2016年は例年より早めに紅葉が進みました。

 

位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
★ノリクラの紅葉はこちらのナナカマドから始まります★

先ほどの画像の手前にあるウラジロナナカマドがこちら。ノリクラの紅葉はこのウラジロナナカマドから始まります。不思議なことに、周辺のウラジロナナカマドがまだ青々としている中、毎年必8月下旬から9月上旬には色づき始めます。

 

2017年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2017/09/02) C
2018年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2018/09/01) C
2019年位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2019/08/31) C
2020年位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2020ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(Vol.18 2020/09/05) @
2021年位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2021ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2021/09/04) @
202年位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2022ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2022/09/03) @

過去6年間と比較すると、今年は、昨年よりやや遅く、例年とほぼ同じか若干遅め。今年同じように暑かった2016年は例年より紅葉が早く進みました。

 

2014年(紅葉が良かった年)の9月第1週
例年より色づきが遅かった

2014年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2014/09/05〜06) D

9月最終週に見事な紅葉を見せてくれた

位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2014/09/27〜28) E

2016年とは逆に2014年は全国的に紅葉の良かった年で、この年は例年と比べて紅葉の色づきが遅かったです。それと比べると今年は例年通りの色づきですから、2014年のような鮮やかな状態までいかないかもしれませんが、葉の状態は例年よりも良いので期待したいところです。

 

【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】

★まだ始まっていません(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

冷泉

こちらは標高2230メートルの冷泉。左上の部分で色づきが始まっています。

 

2017年の冷泉
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2017/09/02) C
2018年の冷泉
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2018/09/01) C
2019年の冷泉
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.18(2019/09/07) C
2020年の冷泉
2020ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(Vol.18 2020/09/05) @
2021年の冷泉
2021ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2021/09/04) @
202年の冷泉
2022ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2022/09/03) @

過去6年間と比較すると、今年は例年並みかやや早い色づき状態です。

 

冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)

冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。

 

2022年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)
2022ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2022/09/03) @

こちらは昨年の様子ですが、現段階ではあまり違いはありません。

 

色付きが始まるまでもうしばらくかかかる

おそらく色付きがまでもうしばらくかかると思われます。

現段階では全エリアとも紅葉が始まったと言える段階ではありませんが、紅葉が本格的に始まる9月下旬〜10月上旬にかけて徐々に進んでいきます。現在の状況と昨年のノリクラ雪渓カレンダー紅葉版を比較して、今後の推移を予測してみるのはいかがでしょうか?

 


 

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