ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版

Vol.8(2023/10/21) A

 

 

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(Update:2023/10/24)

 

【積雪凍結の状況は...】

観光センター前駐車場

ここからは、降雪・積雪状況についてお伝えします。

この1週間は日々刻々と状況が変化しましたので、ここでまとめておきます。
先週10月14日(土)は、1週間ほど続いた積雪通行止めが解除されて良い天気を迎えた中、久々にシャトルバスもヒルクライムにぎわった一日でしたが、翌10月15日(日)は再び積雪通行止めとなり、10月17日(火)にはシャトルバスの今期営業終了が発表されました。
10月18日(水)も良い天気で、道路除雪が完了して自転車通行止が解除されました。
10月19日(木)も綺麗に晴れ上がって、一ノ瀬大カエデや乗鞍高原一帯では紅葉が見頃を迎えて賑わいました。
しかし、10月20日(金)は朝は晴天でしたが、昼過ぎから雨となり、夜遅くから山頂方面は雪となり、本日10月21日(土)は4日ぶりに再び積雪通行止となりました。

 

三本滝ゲート シャトルバスは10月17日より早期営業終了
2003年の運行開始以来、最も早い早期営業終了

左は三本滝ゲート。この先は積雪のため通行止めです。右は観光センターのシャトルバス乗車券売り場に掲示されている案内。例年、シャトルバスは10月31日まで営業されますが、先ほど申し上げたように早期営業終了を知らせるものです。昨年は10月25日に営業終了されましたが、2003年のマイカー規制を機に運行開始されて以来、最も早い早期営業終了となりました。

 

晴れてるが細かな雨が降り続く

画像では晴れ間が見えていますが、細かな雨が降り続いている奇妙な天気。

 

摩利支天付近から吹雪へ

そして、三本滝ゲートから2kmほど登った摩利支天付近からは雪へと変わり、しかも吹雪に近い状態。

 

木々は真っ白

道路上の積雪はまだないものの、木々は真っ白に

 

登山道、冷泉小屋からは積雪

そのため、登山道は冷泉付近から積雪が見られ。特に位ヶ原山荘より先は積雪が増えますので足元には注意が必要で。

 

雪化粧の冷泉 − 厳冬期は雪で埋まってしまうため、この時期しか見られない

こちらは冷泉。厳冬期になると、周辺は雪に埋まってしまい。冷泉の位置すら分からないほど積もります。なので、雪化粧された状態と滝の流れが一緒に楽しめるのは、初冬のこの時期しか見られません。

 

位ヶ原山荘 路面積雪凍結はない

こちらは位ヶ原山荘前。降雪が続き、13時の時点で気温1.5℃。路面積雪凍結はまだ「ありません。

 

位ヶ原山荘際の直線区間より積雪10センチ

凍結した路面に雪が積もり、下地は硬くて滑りやすい

しかし、その先から急激に積雪が増えて、位ヶ原山荘先の直線区間では、積雪10センチほどに達します。しかも、凍結した路面に雪が降り積もっていますので下地は硬くて滑りやすい状態になっています。

 

このまま、厳冬期に突入するようなことはありませんが、徐々に冬の足音が近づいています。

 

翌日10月22日(日)の位ヶ原8号カーブ付近 翌日10月22日(日)の大雪渓付近
積雪10〜15センチ

こちらは翌日10月22日(日)の路面状況です。終日快晴で、日差しにより積雪がなくなっている箇所もありますが、積雪個所では表面が溶けて硬くなっています。右の大雪渓入口(肩の小屋口)付近では積雪10〜15センチほどで、前日よりも5〜10センチほど増えています。この日は気温が低めで、山麓の三本滝周辺でも日中10℃前後でしたので、日の当たるところでも、積雪が溶け切らない状態です。

 

翌日10月22日(日)の3号カーブ付近
積雪20センチ − この先、走行困難

こちらは大雪渓上の3号カーブの先。前方に富士見沢が見えています。この辺りで積雪20センチほどあり、乗用車では車輪が埋まって車体の底が接するほど。この先は除雪されないと走行できない状況となっています。

また、凍った路面の上に積雪が乗っている状態ですので滑りやすくなっています。そのため、除雪されたとしても、路面凍結が解消されないと通行止解除は難しい状況です。


 


 

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