ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版

Vol.8(2023/10/21) @

 

 

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(Update:2023/10/24)

 

10月も後半に差し掛かり、紅葉の見頃は乗鞍高原が中心となってきました。山頂方面は積雪のため通行止となる日が多いものの、今週は比較的天候に恵まれ、乗鞍高原からは三段紅葉が毎日楽しめる状況が続いています。本格的な冬を前に山頂方面での冠雪状態がこれだけ長く続くことは珍しいことです。

また、一ノ瀬大カエデも発色が進むと早期に枯れてしまうことが多く、ピークの色合いに達しない年もありますが、今年は週明けから1週間経過しても良い状態を保ち、しかも、週の後半からピークの発色に達し、非常に良い状態となっています。

なお、これから示す情報は、10月21日(土)時点の状況に基づくもので、今後の気候・天候によって大きく変わる可能性がありますのでご注意下さい(最新の情報はトップページの速報をご覧ください)。


◎ 今回の目次

●Page-1 :  
【地図 − GoogleMap【乗鞍大雪渓WebSite】乗鞍紅葉状況(2023/10/21時点)】
【紅葉情報−乗鞍高原、一の瀬園地(標高1500m付近)】

●Page-2 :  
【積雪凍結の状況は...)】

●参考資料●
(紅葉情報) − 紅葉総合INDEX

 

 

GoogleMap上に今回の撮影ポイントを表示してあります。また、県道乗鞍岳線のカーブ番号も合わせて表示させておりますので参考になさってください。(撮影ポイントとカーブ番号は別レイヤーにしてありますので、表示を切り替えることが可能です)

 

乗鞍の紅葉は、標高2700m付近の大雪渓(見頃:9月下旬〜10月上旬)から、標高1500m付近の乗鞍高原(見頃10月上旬〜中旬)まで、約1ヶ月にわたり楽しむことができます。当WebSiteでは9月〜10月の2ヶ月間、週末ごとの紅葉状況をお伝えします。今シーズンから、代表的な撮影ポイントでの紅葉状況を、GoogleMapを利用してお伝えしております。代表的な撮影ポイントはお勧めのビューポイントでもありますので、地図をご確認の上、現地にお越しいただければと思います。

 

【紅葉情報−乗鞍高原、一の瀬園地(標高1500m付近)】
★見頃(例年の見頃:10月中〜下旬)★

観光センター周辺

 今週は乗鞍高原で見頃を迎えています。

 

今回の観光センター周辺

2022年の観光センター周辺
2022ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.8(2022/10/22) @
先週の観光センター周辺
ノリクラ 雪渓カレンダー 
紅葉版Vol.7(2023/10/14) A

こちらは観光センター周辺の様子。上は今回の様子、左下は昨年同時期のもの、右下は先週のものです。撮影時点の天候状況が異なっていますので、比較が難しい点がありますが、今年は発色状態が良い模様。

 

今回の観光センター周辺

2022年の観光センター周辺
2022ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.8(2022/10/22) @
先週の観光センター周辺
ノリクラ 雪渓カレンダー 
紅葉版Vol.7(2023/10/14) A

こちらも観光センター周辺の様子で、上が今回の様子、左下が昨年同時期、右下が先週の様子です。撮影時点の天候状況の違いで、見え方がやや異なっていますが、ほぼ昨年と同じ進み具合と思われます。下部のミズナラなどは綺麗に発色がすすんでいて、今後は、上部のカラマツも紅葉が進むと思われます。

 

2022年の鈴蘭橋
2022ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.8(2022/10/22) @
今回の鈴蘭橋

こちらは鈴蘭橋。左側は昨年同時期で、右側は今回の様子。昨年はやや落葉が進んでいますが、今年はちょうどよい状態を迎えています。

 

善五郎の滝遊歩道

こちらは善五郎の滝遊歩道。ミズナラの森が続いています。

 

今回の善五郎の滝遊歩道

2022年の善五郎の滝遊歩道
2022ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.8(2022/10/22) @
先週の善五郎の滝遊歩道
ノリクラ 雪渓カレンダー 
紅葉版Vol.7(2023/10/14) A

先週(右下)から比べると、今週(上)は一気に紅葉が進んでいることがわかります。それと同時に、落葉も始まってきます。ほぼ昨年と同じような状況です。

 

夜泣峠

こちらは夜泣峠。

 

今回の夜泣峠

2022年の夜泣峠
2022ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.8(2022/10/22) @
先週の夜泣峠
ノリクラ 雪渓カレンダー 
紅葉版Vol.7(2023/10/14) A

夜泣峠から望む紅葉、乗鞍高原内で全体を俯瞰して見られる箇所があまりありませんが、このようにしてみると、乗鞍高原全体がミズナラの紅葉に包まれていることがわかります。先ほどの善五郎の滝遊歩道のミズナラの森を上から見ている状態で、紅葉の雲海の上を歩いているような雰囲気を楽しむことができる場所です。

先週(右下)から今週(上)にかけて、一気に発色が進んでいます。ほぼ、昨年と同じ状態と言えます。

 

今回の休暇村〜三本滝間

2022年の休暇村〜三本滝間
2022ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.8(2022/10/22) @
先週の休暇村〜三本滝間
ノリクラ 雪渓カレンダー 
紅葉版Vol.7(2023/10/14) A

休暇村〜三本滝に向かう沿道のカラマツは色づきがはっきりしてきました。ほぼ例年並みの発色です。もう少し発色が進むと見事なゴールデンオレンジの発色が楽しめます。まだ、落葉は進んでいませんが、カラマツの落葉は厄介です。

 

一ノ瀬の大カエデ

こちらは一ノ瀬の大カエデ。

 

先週の一ノ瀬の大カエデ
ノリクラ 雪渓カレンダー 
紅葉版Vol.7(2023/10/14) A
今回の一ノ瀬の大カエデ

先週10月14日(土)は、まだ緑の部分が残っていたものの、今回10月21日(土)は完全に緑の部分が抜けきって、綺麗な赤色に染まりました。

 

@ 先週10月14日(土)の一ノ瀬大カエデ
ノリクラ 雪渓カレンダー 
紅葉版Vol.7(2023/10/14) A
A 10月19日(木)の一ノ瀬の大カエデ
B今回10月21日(土)の一ノ瀬大カエデ C翌日10月22日(日)の一ノ瀬大カエデ

右上から順番に@10月14日(土)→A10月19日(木)→B10月21日(土)→C10月22日(日)の順番に並べると、Aの10月19日(木)までは、くすんだ部分がやや残り、10月22日(日)は緑の部分が完全に抜けきって、綺麗な赤色に染まりました。

 

見頃を迎えて1週間ほど経過するが、落葉も少なく綺麗な状態を保つ

今年は赤色が全体に回るようになって見頃を迎えたのが10月17日(火)頃ですが、それから1週間近くも綺麗な状態を保っています。例年、ピークに近い状態に達すると数日で枯れてしまうことが多い中、多くの人を楽しませてくれました。

以下に昨年の状況を提示しておりますので、ご覧ください。

 

2022年の推移
10月15日(土)の
一の瀬大カエデ
ノリクラ 雪渓カレンダー 
紅葉版Vol.7(2022/10/15) B
10月19日(水)の
一の瀬の大カエデ
速報2022/10/19
10月22日(土)の
一の瀬の大カエデ
ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版Vol.8(2022/10/22・24) @

こちらは昨年の様子。赤くなり始めたら、数日後にはピークに達し、さらにその数日後には落葉が始まっています。見頃がかなり短かい状態でした。

 

2021年の推移
@ 10月16日の
一の瀬大カエデ
2021ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版Vol.7(2021/10/16) @
A 10月23日の
一の瀬大カエデ
2021ノリクラ 雪渓カレンダー
 紅葉版 Vol.8(2021/10/19〜24) B
B 10月30日の
一の瀬大カエデ
2021ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版Vol.9(2021/10/30) A

 こちらは2021年の様子。今年は中央の画像と同じくらいの状態ですので(画像A)、全体が赤く染まるまで1週間程度となります(画像B)。

 

2020年の推移
@ 10月10日の
一ノ瀬大カエデ
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(Vol.23 2020/10/10) A
A 10月17日の
一ノ瀬大カエデ
2020ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(Vol.24 2020/10/17) @
B 10月21日の
一ノ瀬大カエデ
2020ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(Vol.24 2020/10/17) @
C 10月24日の
一ノ瀬大カエデ
2020ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.8(Vol.25 2020/10/24・25) B

こちらは2020年の様子。今年より1週間ほど早い推移ですが、部分的に赤くなってきたら(画像@)、1週間ほどで全体が赤くなり(画像A、その数日後にはピークの状態(画像B)となっています。

 

 

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