ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2004/07/03) A

Top-page > Index > Page: 1  2  3  4  5  6  7

(Update:2004/07/08)

 

【車窓から】

それではしばしの間、シャトルバスの車窓からの様子をご案内します。乗鞍スカイラインのシャトルバスはほおのき平駐車場を出発すると畳平までノンストップで向かいますが、県道乗鞍岳線にはいくつかの停留所があり、途中下車ができます。(以下、太字はバス停名

観光センター前を出発するとすぐに「すずらん」、そして「スキー場前」を過ぎると県道乗鞍岳線は待避所以外は大型車のすれ違いが困難な本格的な山岳道路になって行きます。

シャトルバス乗り換え駐車場にもなっている「すずらん橋」を通りぬけると、国民休暇村のある「休暇村」に到着します。観光センターを出たあと、乗客のあるバス停はこの休暇村と三本滝の2箇所にほぼ限定されます。

 

三本滝レストハウス 三本滝ゲート

国民休暇村や夜鳴峠を過ぎ、「東大ヒュッテ口」を経由して「三本滝」までは片側1車線の道。この三本滝まではマイカーでも向かうことができます。左の画像に三本滝レストハウスが写っていますが、速報でもお伝えした 新たにシャトルバス乗り換え駐車場として指定された三本滝駐車場です。ただ現在は工事中のため利用はできません。工事完了後はクルマをここにとめて、シャトルバスに乗り込むことも可能です。ただし先ほど申し上げたように、観光センターで既に満車になってしまい乗車できない可能性がありますので、土日や夏休み期間、紅葉の時期は十分ご注意下さい。

マイカー規制区間はこの先で、右の画像のようにゲート管理人がいます。観光バス、マイクロバス、タクシーなどの車両はここで環境税を支払った上で通行します。

 

【すれ違い】

自転車

シーズンはじまったばかりですので、自転車とのすれ違いはそれほど多くありません。

 

シャトルバス同士は無線で連絡しながらすれ違い

岐阜県側の乗鞍スカイラインは全線片側1車線の道路ですが、長野県側の県道乗鞍岳線はすれ違い困難な箇所が多く、シャトルバス同士は無線で連絡しながらすれ違い場所の調整を行っています。

 

タクシーなどの車両とはこんな鉢合わせも...

しかし、シャトルバス以外の車両とは連絡する手段がありませんので、こんなヘアピンカーブでの鉢合わせなんていうこともしばしば遭遇します。以前にも述べたかと思いますが、県道乗鞍岳線では大型車両の通行規制がマイカー規制が始まる前から行われており、午前中は上り、午後は下りと決められています。しかし、その規制ができる前はかつての安房峠と同じようにヘアピンカーブで観光バス同士が一歩も譲らず(譲れない?)、にらめっこを続けるなんてことがあり、バスガイドさんの警笛を頼りにつづら折れの坂道をバックで延々登って行く光景が良く見られたものです。

 

待避所工事

そんな状態に手をこまねいているわけではなく、今年は早い時期から待避所工事が何箇所か進められています。ちょうどこのあたりは「魔利支天」。乗鞍岳は信仰の山であるため、所々に石仏が納められています。この魔利支天はコロナ観測所がある魔利支天岳に建立されていた石仏を勧請(かんじょう)し、参拝しやすくしたところからこのように呼ばれているようです。

 

【大雪渓へ】

位ヶ原山荘 このあたりから視界が開けます

「冷泉小屋前」を過ぎ、「位ヶ原山荘前」付近までたどり着くと、森林限界が近づき、視界が広がってきます。

 

森林限界を超えると残雪

森林限界を超えると所々に残雪があります。でも例年と比べるとやはり少なめです。

 

宝徳霊神付近−大雪渓が間近に

「宝徳霊神」付近にやってくると大雪渓を間近に望むことができます。この宝徳霊神も石仏に由来するもので、バス停より少し上の登山道沿いに祭られています。信仰云々とは別にノリクラの歴史の一端に触れるというのもたまにはよいのではないでしょうか?紅葉シーズンにぜひどうぞ!

 

大雪渓(肩の小屋口バス停)に到着!

観光センターを出発して約45分、「肩の小屋口」に到着です。みんなで手分けしてスキーなどを下ろし、いよいよ夏スキーの始まりです。

 

<<Back | Next>>

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会