ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.13(2006/08/05) G
【雪渓上部 U】
雪渓上部左側 |
こちらは雪渓上部左側。まだ、他のエリアが滑走可能なため、訪れる方はあまり多くありません。
急斜面フラットバーンは、基礎スキーヤーには格好の練習バーン |
それでも急斜面フラットバーンを求めて、基礎スキーヤーを中心に何度も何度も登り返して練習しています。
上端からの滑走距離は、先週とそれほど変わらず200メートル以上はあるかと思います。
上端部分は1〜3メートルほどの積雪 |
先週と比べて、高さ1メートル以上雪解けしています。左側(北側)はかなり積雪が少ない様子がうかがえ、今後、上端が下がってくると考えられますが、右側(南側)は雪渓の高さはそれほど変わっていません。
先週ほどではありませんが、比較的きれいなフラットバーンが保たれています。フラットバーンで基礎練習を行いたいスキーヤーにはもってこいの場所です。特に、ほかのエリアで、これだけきれいな急斜面フラットバーンがないだけに、ホントに貴重な存在といえるでしょう。
これから雪解けが進むにつれて、他のエリアから雪渓上部左側にいろいろなジャンルのスキーヤーが集まってくると思います。基礎スキーヤーなどフリー滑走を楽しむ方、また、モーグル、ポールなどさまざまです。「コースは作ったもの勝ち!」ということのないよう、お互いのエリアを考慮しながらコース設置・セッティングなどに心がけてください。
今シーズンも13回目を迎えたノリクラ雪渓カレンダー。5月中旬から開始して2ヶ月半が経過し、ちょうど折り返し地点を通過したところです。掲載内容が多くなり、編集が追いつかない状況ですので、若干、掲載内容の整理を行うこともあるかと思いますが、10月末までどうかお付き合いくださいますようお願いいたします。
今度の週末からお盆休みという方も多いかと思います。梅雨が明けて本格的な夏の気候がこれから続くと思います。梅雨明けが遅れたため、今年は、まだ雷雨に見舞われていません。各地で落雷の被害が報道されることがありますが、ノリクラでも例外ではなく、稜線付近で雷に打たれたという事故が過去には起きており、実際、帯電により金属片が唸りだすなどの落雷寸前の状況は何度か経験しています。
落雷を100%回避する方法はありませんが、待避所がない大雪渓では早めに下山するなどの措置しか取れない現状ですが、激しい上昇気流のおきやすい晴れた日の午後は、危ないと思って行動するしかないと思います。
空高くモクモクと湧き上がる雲(積乱雲)が急激に増えてきたら、晴れていても要注意! と思ったほうがよいでしょうね。
【昨年の今ごろは?】
雪渓下部は滑走できる状態ではなくなっています。スキーヤー・ボーダーは雪渓中段から上部へ移動しています。この年は、カレンダーの関係から、この週からお盆休みという方もいらっしゃり、結構な賑わいを見せていました。
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