ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2008/10/04〜05) @

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(Update:2008/10/09)

 

【大雪渓】

10月最初のノリクラ雪渓カレンダーです。もうこの時期となると紅葉の話題ばかりとなります。4日(土)は終日に渡ってよい天候に恵まれて、力強い太陽の光線がほぼ全山に渡って色づき始めた紅葉をその色彩以上にきれいに浮かび上がらせてくれて、汗ばむほどの陽気の中、今日ほどの撮影日和はなかったのではないかと思います。ただ、そんな天候も長続きせず、翌日の5日(日)は朝は何とか青空が望むものの、時間とともに天候が悪化して午後からは雨。降り始めは小雨だったものが次第にまとまった降り方となり、大雪渓付近では一時霙交じりの状態となります。昨日は太陽の強い光で輝いて見えた紅葉も今度は雨にしっとりと濡れて色濃く見せてくれて、また別の美しさを感じさせてくれます。午後の降雨とともに気温もぐっと下がって畳平では気温が2℃を下回るようになり、凍結の恐れから14時45分から通行止めの措置がとられました。長野県側のシャトルバスもそれに合わせて、上りの観光センター15時発の最終便が運休となりました。

紅葉については、5ページ目の 【紅葉情報】 からお伝えしますが、先週の降雪・霜で多くの葉が枯れてしまった位ヶ原でも何とかきれいなものが残っていて、見頃のエリアは徐々に山麓へと向かっています。

それではこの二日間の様子をお伝えします。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【10月4日(土)、観光センター】      【シャトルバス、車窓から】
Page-2 : 【大雪渓に到着】      【大雪渓トイレ改修工事】
Page-3 : 【雪渓下部】      【雪渓上部 T】
Page-4 : 【雪渓上部 U】      【雪渓上部 V − モーグルコース】
Page-5 : 【紅葉情報 − 大雪渓付近】      【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】
Page-6 : 【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 U】
Page-7 : 【紅葉情報 − 位ヶ原山荘〜冷泉小屋付近】      【紅葉情報−冷泉小屋〜魔利支天付近】
Page-8 : 【紅葉情報 − 魔利支天〜三本滝付近】      【昨年の今ごろは?】       <編集後記>

  

 

【10月4日(土)、観光センター】

朝6時の乗鞍高原は4℃、寒い朝を迎えました。観光センター駐車場には90台ほどの車がお越しになっています。

 

雲ひとつない快晴 − 位ヶ原に紅葉の黄色が点在

雲ひとつない快晴の空にノリクラの山並みをはっきりと望むことができます。その位ヶ原付近までの山肌が黄色が点在している様子がうかがえ、広範囲に紅葉が見頃を迎えたことが良くわかります。

 

シャトルバス券売店に長い列

時刻は6時30分。シャトルバスの券売所にはご覧のように長い列ができています。紅葉と晴天で多くの方がお越しになり、また、10月よりシャトルバスの始発が6時から7時に繰り上げられたこともあって、朝一番で出向きたい方々が7時便のチケットを買い求めようとされています。

 

混雑で途中バス停から乗車できない場合があります

終点の畳平までは往復2400円。中腹のバス停で途中下車して紅葉散策を楽しみたい方は三本滝から終点の畳平の区間で途中下車可能な往復券を買い求めることをお勧めします。また、午後の下り便を中心に畳平からすでに満席ということもあって、途中のバス停から乗車できない旨の表示が掲げられています。

 

タクシー乗り場 − いち早く出かけたい方が並びます

シャトルバスの始発時間が1時間繰り上げられたのは、県道乗鞍岳線の三本滝ゲートの開門時間が6時から7時になったことも理由の一つです。ただ、いち早く上部エリアに向かいたい方はタクシーを利用するのも一つの手でしょう。ここからタクシーに乗車して7km先の三本滝ゲート手前で7時の開門を待った後に上部エリアに行けば、シャトルバスの7時便よりも大幅に早く到着できます。

 

そのため、ほとんど空車状態

そのため、タクシーが到着するとすぐにお待ちの方が乗車して、タクシー乗り場は空車の状態です。

 

列は時間とともに伸びて行きます

シャトルバスの券売所とバス停は時間とともに列が長くなり、両者の列がつながってしまうほど。

 

そして、7時便が到着します。

 

登山に向かう方、大きな三脚を携えた方 − 紅葉シーズンならでは

いつものように登山に向かう方に加えて、大きな三脚を携えたカメラマンの姿がこのシーズンになると多く見かけるようになってきます。

 

7時便は4台

シャトルバスは4台。7時便でこれだけの台数が配車されるのはおそらく10月の紅葉シーズンだけだと思います。

 

それでは大雪渓に向けて出発です。

 

【シャトルバス、車窓から】

車窓は錦の世界

シャトルバスの車窓は真っ青な青空をバックに、どこをとっても錦の世界が広がります。

 

絶え間なく紅葉回廊が続きます

森林限界を超えるまでは視界がダイナミックに広がることはありませんが、紅葉の回廊が絶え間なく続き、到着までの間、その移ろいに目を離すことができません。

 

位ヶ原山荘 スケール感が一気に広がる

位ヶ原山荘を過ぎると風景にスケール感が広がるようになってきます。

 

沿道には三脚を広げる様子が − しかし例年よりも少なめ

沿道に三脚を広げる様子があちこちで見られるようになるのもこの時期のならではの光景。ただ、今年は降雪・霜の影響で上部エリアの紅葉の状態がよくなく、このエリアで撮影されているカメラマンの姿はやや少なめといったところです。

 

大雪渓に到着しても雲ひとつない晴天が変わらず続きます。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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