ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.1(2009/03/28〜29) A

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(Update:2008/04/02)

 

【ツアーコース T】

ツアーコース入口

ここからツアーコースが始まります。圧雪車で整備されたりロープなどでコースが区分けされたゲレンデ内とは異なり、この先は各自の責任において行動する気構えをもつことが必要です。

 

数日間降り続いた雪で綺麗にグルーミングされたバーンが広がります。

 

一列になって進む

そんなバーンをシールのスキーヤーはスノーシューを履いたボーダーの方々が一列に連なって進んで行きます。

 

急斜面ではシールが効きにくい状態に

ツアーコースを先に進むと次第に斜度が急になってきて、最初の難関の入口急斜面に差し掛かります。スノーシューの場合はさほど問題はないものの、シールではバーンコンディションによっては滑り易い時もあり、今回は新雪に覆われているにもかかわらず、トレース跡は多くの方が登ることで固く踏みしめられ滑り易い状態となり、苦労される様子がうかがえました。

 

ルートを変えて新雪をラッセル

そのため、ルートを仕切りなおし、深い新雪の中をラッセルされる方もいらっしゃるほど。

 

何とか登りきって...

急斜面を登り切って安堵の笑顔が...今回初めてノリクラにお越しになったとのことですが、ここさえ登り切ってしまえば一安心です。

 

周辺の木々はご覧のように綺麗に雪化粧され、白と青の綺麗なシーンがこの先も続きます。

 

【ツアーコース U】

@番標識付近 − 高天ヶ原と剣ヶ峰を望む

ツアーコースを進んで行くと、ノリクラの峰々が姿をあらわす場所に何度も訪れることができます。

 

ノリクラの山肌をカメラに収めて

「始めてきたときはツアーコースから位ヶ原までの距離感がつかめず、いつ到達するかわからないため辛い感覚があったが、位ヶ原にたどり着いて広大な雪原にダケカンバが点在する様子を見ると『来てみてよかった〜!』と、思うから...」と、今日初めてやってきたメンバーにこの光景を見せながら語る感覚は、何度もここを訪れる常連の方々の共通の思い出といっても良いかもしれません。

 

ツアーコース内は30〜50センチの新雪に覆われる

今回の新雪はツアーコース内で30〜50センチ程度あり、どこを滑っても柔らかな感触が続きます。

 

昨年同時期(2008/03/29)のB番標識 今回のB番標識
昨年より30センチ以上多い

こちらはツアーコース中間付近にあるB番標識。左の画像は昨年の同時期(2008/03/29)の様子で、今年は30センチ以上多いことがわかります。

 

背後には遠景の山々が広がるようになります

ツアーコース全体のレイアウトは正面に高天ヶ原や剣ヶ峰といったノリクラの峰々を眺めながら進んで行きますが、高度を上げると同時にその背後には遠景の山々が少しずつ姿が確認できるようになってきます。一生懸命になって登っているとのんびり眺める雰囲気にはなかなかなりませんが、ツアーコースはそんな展望の変化が楽しめるからこそ、辛い登行を軽減させてくれるものです。

 

ツアーコース後半 − さらに積雪量が増加、深いトレースを譲りながら

ツアーコースも後半に差し掛かるとさらに積雪量が増えて、トレース跡はご覧のようにかなり深い溝になっています。そして、斜度のゆるい箇所ではその溝に沿うようにスキーヤーやボーダーの方々が滑り降りてきて、あちこちで、登りの方と下りの方が1本のトレース跡を譲りながらすれ違う様子が見られます。

 

そして、ツアーコース最後のE番標識を過ぎれば、位ヶ原まであと一歩です。 Next

 

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