第24回 全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍

2009/08/29〜30 D

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(Update:2008/09/18)

 

【下山誘導が始まります】

下山誘導

県境のゴール地点は、選手を待機させるだけのスペースはなく、レースが中盤に差し掛かる頃になると、ゴールした選手の下山が始まります。

 

ピースと笑顔で...

先ほどのママチャリの選手もピースで笑顔を送ってくれます。

 

また来年も!!

今日は濃霧の中での大会となり、いつもなら、大雪渓を見ながら下山をすることができますが、ちょっと残念な状況。それでも、皆さん、無事に完走され、また、来年もこのように仰いできたら幸いと思います。

下山誘導先頭

下山誘導は数百名単位で行われ、こちらはその先頭部分。

 

ゴールから降りてきた選手は、一旦ここで待機します。

 

下山誘導は各カテゴリーから指名された選手が担当

選手を先導するこちらの方々、実はこちらの方々も出場した選手で、あらかじめ、主催者側から各カテゴリーからそれぞれ指名を受けて、担当します。大会運営は、地元の方々はもちろんのこと、選手の方々自身の協力もあって実行されています。

 

【レースは終盤を迎えて...】

レースが終盤を迎えますが、選手の姿は絶えることなく続きます。

 

歩くのさえやっとといったこちらの選手。

それでも、最後は再びペダルに足をかけて、ゴールに向かいます。

 

こちらの選手も、少し苦笑いされながら、歩いてゴールを目指します。

 

ゴールは再びペダルに足をかけて

最後だけでも自転車に乗ってゴールされては?と、声をかけると、「そうですね!最後くらいはね!」と、少し息を整えて、再び、自転車に乗ってゴールです。

県境のゴール地点 − 国内自動車道 最高標高地点(標高2720メートル)

スタートした瞬間から、全ての選手が目指してきたゴール地点。長野県と岐阜県の県境地点で、これより標高の高い自動車道は、日本全国を探しても、ここにしかありません。

 

安堵の表情があふれる

漂々とした表情で、ゴールを通過される選手もいらっしゃれば、緊張の糸がふっと途切れた安堵の表情を見せる選手まで、様々な様子がゴールエリアでは見られます。この瞬間は、出場した選手しか味わえないものかもしれません。

 

自転車は人の為ならず − 情けは人の為ならず

さて、こちらは、ゴール直前まで自転車を押してこられた先ほどの選手。10年ほど前に友人がお亡くなりになり、落ち込んでいた友人の旦那さんの気持ちを盛り上げるために、一緒に自転車を始めたのがきっかけとのこと。自転車を通して色々な人々との輪が広がって、一緒に取り組むメンバーが増えてくるとともに、気持ちを支えて行くという当初の目的が達成できたと感じた瞬間、ふと気が抜けて、今度は、自分自身に自転車を乗る気力が、全く失せてしまったんです。

自転車を始めたきっかけは、他人をサポートするという理由からでしたが、実際には、自転車を乗り続けることが、自分自身をサポートしているのだと気づき、そのとき、自転車の存在の大きさを感じました。

自転車を通してそれぞれのエピソードがあり、出場された選手の数だけの秘話があるものだと感じたものです。 Next

 

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