ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.15(2012/08/16〜19) B

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(Update:2012/08/23)

 

【雪渓下部 T】

ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。

 

昨年の大雪渓入口
2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2011/08/18〜19) A
先週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2012/08/11〜12) B
今週の大雪渓入口 − 昨年よりやや多い

雪渓下部は全体的に見ると、左側4分の1の積雪がなくなっています。面積的には先週はほぼ昨年並みでしたが、今週は昨年よりもやや多いように見受けられます。

 

昨年の大雪渓入口
2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2011/08/18〜19) A
先週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2012/08/11〜12) B
今週の大雪渓入口
車道までの距離は69メートル −例年並み

こちらは雪渓下端部分から車道方面を見たところ。雪渓下端から車道までの距離は69メートルで、昨年の68メートルとほぼ同じ状況です。先週の72メートルよりも車道に近くなり、積雪面積が増えたように感じられますが、雪解けにより下端部分が左方向に移動したためで、昨年も同様の現象を見せています。

 

スキーヤー専用道 実に大きな変化はない

こちらは大雪渓入口から雪渓上部につながるスキーヤー専用道。先週できた実には大きな変化はありません。昨年は実の先端が星型に窪んできた現象が見られましたので、やはり今週も遅めの推移となっています。

 

冬芽

それでもよく観察してみると、冬芽ができていることに気付きます。紅葉が終わるとすべての葉を落としますが、冬芽はそのまま残り、越冬したのち、翌年の春になると発芽します。

ノリクラで言う「翌年の春」というのは、雪解け時期を指しています。そのため、「翌年の春」というとまだかなり先のことですが、「今年の春」は、つい先日のことでした。

 

今年の芽吹き
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8
(2012/06/30〜07/01) B

こちらが今年の芽吹きの様子。芽吹きから冬芽ができるまで1ヶ月半程度しか経過していないことになります。短い夏の間に、次のシーズンに向けて準備がすでに始まっています。

 

登山道入口

大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります。

 

昨年の登山道入口周辺
2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2011/08/18〜19) A
先週の登山道入口周辺
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2012/08/11〜12) B
今週の登山道入口付近 − ほぼ昨年並み

雪渓下部北側部分は登山道からかなり離れてきました。ほぼ昨年並みの状況です。

 

先週の登山道入口周辺
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2012/08/11〜12) B
今週の登山道入口周辺
車道との幅は41メートル − 過去4年間で最も幅が狭い

登山道付近の雪渓と車道との幅は41メートルで、昨年の45メートルとほぼ同じ幅です。それでも、2008までの過去4年間で最も小さく、雪渓が車道に近い(積雪量が多い)という状況です。

 

【雪渓下部 U】

昨年の雪渓下部 − 長さ42メートル×横幅42メートル
2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2011/08/18〜19) A
先週の雪渓下部 − 長さ71メートル×横幅52メートル
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2012/08/11〜12) B
先週の雪渓下部 − 長さ46メートル×横幅40メートル
2010年に次ぐ大きさ

雪渓下部の大きさは長さ46メートル×横幅40メートル。2011年は長さ42メートル×横幅42メートル、2010年は長さ48メートル×横幅46メートル、2009年は長さ33メートル×横幅35メートルで、2010年に次ぐ大きさです。

 

先週まで滑走していたモーグルコース − 長さ31メートル×9コブ

こちらは先週まで滑走していたモーグルコース。長さ31メートル×9コブが残っています。大半の方が雪渓上部に移動しましたが、まだ、数名の方が滑走されている様子がありました。

 

上端部分

上端部分には大きな岩が出てきて、今後は雪渓内部にも岩の頭が点在するようになってくるはずです。そうなると、完全に滑走不能な状態となります。

 

雪渓下端までの距離が46メートル

モーグルコースが残っている位置より若干南側からの画像ですが、ここから雪渓下端までの距離が46メートルで、雪渓下部の最長部分です。ただ、両側から岩の頭が出てきて、この付近からは滑走ラインを作ることは難しい状況です。

 

今後2週間程度は雪がある予測

滑走はもう無理な状況ですが、積雪はまだ2週間程度は見られることと思います。

 

雪遊びに最適

スキーヤー・ボーダーの方々が見られなくなった雪渓には、雪遊びにやってきたご家族の様子があります。たくさんのスキーヤーが果敢に滑走している状況では、気兼ねなく遊ぶことができませんでしたが、スキーヤーの過ぎ去った後は、そんな心配もなく雪と戯れることができます。

もっとも、雪渓下部にたくさんのスキーヤーが滑走している時期はバーンがまだ広く、雪遊びするエリアと滑走するエリアが干渉することもないかと思います。 Next

 

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