ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.25(2014/10/25〜26) A

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(Update:2014/10/30)

  

【観光センターから大雪渓へU(三本滝ゲート〜位ヶ原山荘、沿道の風景)】

三本滝ゲート − この先マイカー規制

観光センターから7km先にある三本滝ゲート。この先マイカー規制が始まり、通行できるのはバス・タクシーのほか、自転車や許可車両のみとなっています。そのため、一般の道路よりも交通量が少なく、自転車の方にとっては安心して走行できます。しかし、急勾配のため車線いっぱいを使ってジグザグに蛇行走行する方がいらっしゃいますが、対向車両が全くないわけではありません。特に大型バスなどは逆にはみ出して走行しないと曲がれない場所もありますから、大型バスとのすれ違いの際、自転車の方はご自身の安全のためにも防衛運転に徹することをオススメします。

 

通行可能期間は7〜10月の122日間 − 日本で二番目の短さ(一番は山形県道月山公園線)

県道乗鞍岳線は10月末で冬季閉鎖を迎えます。岐阜県側の乗鞍スカイラインも同時に冬季閉鎖です。この2路線の冬季閉鎖日がノリクラのグリーンシーズンの終了日でもあり、シャトルバスや売店などはそれにあわせて営業終了が予定されています。道路の冬季閉鎖は乗鞍一帯では大きな意味をもっています。

県道乗鞍岳線の通行可能期間は7月1日から10月31日までの122日間だけ(約4ヶ月間)。1年のうち 3分の1しか通行できません。県道乗鞍岳線の終点の県境は標高2720メートルほどあって日本最高標高地点ですから、通行可能期間は逆に日本最短通行期間であろうと想像したいところですが、残念ながらこちらは二番目の短さです。日本一通行可能期間が短い道路は、山形県の県道211号月山公園線(月山高原ライン)で、通行可能期間は6月26日から10月24日の120日間。わずか2日間の差ですがこちらが日本一短い状態です。

県道月山公園線は月山スキー場の反対側ですが、県道乗鞍岳線と「夏スキー」というキーワードが共通しています。

 

かもしかゲレンデ ウインターシーズンに向けて草刈り

三本滝ゲートを通過してこちらはかもしかゲレンデ。こちらではウインターシーズンに向けてゲレンデの草刈が行われています。山麓のゲレンデは機械で草刈を行いますが、かもしかゲレンデは急斜面のため、機械を導入することができず、今までどおり人手による草刈が行われています。

 

Mt乗鞍オープンは12月6日(土)予定

今年は作業がちょっと遅れ気味との事。今後、スキースクールの方々にも手伝ってもらい、雪が降る前には完了させたいとの事でした。Mt乗鞍の2015シーズンのオープンは2014年12月6日(土)です。

 

殺風景 − 上部・中腹エリアは紅葉から1ヶ月が経過

三本滝ゲートを過ぎると、完全に落葉が終わった殺風景な景色ばかりとなります。この付近が紅葉に染まっていたのは9月下旬。もう1ヶ月も前のことです。徐々に山麓まで紅葉が進んできましたので、この付近の紅葉もつい先日のように感じてしまいます。

 

【観光センターから大雪渓へV(位ヶ原山荘〜大雪渓、沿道の風景)】

位ヶ原山荘 − 10月31日(金)まで営業

標高2350メートルの位ヶ原山荘。今シーズンの営業は10月31日(金)まで続けられます。ただし、道路の冬季閉鎖が早期に実施されればそれにあわせて営業打ち切りとのこと。

 

気温8℃ − 強い日差しに寒さはない 今シーズン最後のノリクラヒルクライム

気温は8℃で、空気が山麓よりも冷たさを伴う状況になってきました。それでも、強い日差しに寒さはほとんど感じません。そして、山荘での休憩を終えてこれから下山しようとしているこちらのヒルクライマー、今年のヒルクライムも今日が最後...例年なら10回以上はお越しになっているとの事でしたが、今年の夏は天候不順でなかなか来られなかったとの事で、最後の週末にやってくることができてうれしそうでした。

また、10月最終週に寒さを感じずにヒルクライムできることが不思議な状況で、例年なら、積雪に覆われて、ヒルクライムどころではないというのが普通でしょう。

 

位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口

さらに進んで位ヶ原山荘から約1.5km先にある位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口付近です。

 

ツアーコース入口 厳冬期になればご覧のとおり
2013ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版
Vol.4(2013/04/13) C

先ほどの画像のすぐ左側のやや開けたバーンがツアーコース位ヶ原急斜面で、これを登りきってから先ほどの11号カーブへ登るのが厳冬期のルートです。右の画像は3月のツアーコース位ヶ原急斜面ですが、おそらく、年末年始を迎える頃になると、ブッシュが雪に隠れて何とか滑走可能な状態となるはずです。

今シーズンの速報は10月26日(日)で終了しますが12月から再開し、厳冬期のツアーコースの状況を中心にお伝えする予定です。ツアーコースが滑走可能状態かどうかは、12月からの速報をご確認ください。

 

この1週間はWebSiteの道路状況を絶えずチェックしてました

そして、今回お会いしたこちらのヒルクライマー、当WebSiteのツイッター発信による道路状況を絶えずチェックされ、「木曜までは凍結通行止めの情報がありましたが、金曜日は通行できたので、この分なら今日も大丈夫だろうと思って来ました。」とのこと。

この時期は凍結積雪による通行止めが頻繁に実施されますので、当WebSiteではツイッターによる即時発信しております。冬季閉鎖になるまで実施する予定ですのでご覧ください。(乗鞍大雪渓WebSiteのツイッターアカウントは、 @norikura_org です。)

 

この数日は青空が続く

あと数日で本当に冬季閉鎖になるとは思えない穏やかな天候。夏場の悪天候と取り戻すかのようにここ数日は青空が続いています。

 

湧き水が凍り始める − どんなに穏やかでも季節は次へと進む

それでもやはり日が陰っている部分では、ご覧のように湧き水が凍り始めています。天候は先走ったり後戻りするものですが、季節は着実に次へと進んでいることがわかります。

 

あと数日で冬季閉鎖に

先日発表された向こう3ヶ月の天気予報では暖冬傾向との事。しかし、昨年も暖冬と言われていたものの、実際には各地で大雪に見舞われ、2月中旬は乗鞍高原でも大雪となりました。乗鞍高原は標高が高いため、寒さがいっそう厳しく、それ故に乾いた雪に恵まれます。本当なら、寒くなくて乾いた雪が降ってくれないかと切に願うものです。

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