第28回 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍
 
(2013/08/31〜09/01) E

Top-page > Mt.-Cycling& Marathon-Index > Page: 1  2  3  4  5  6

(Update:2013/09/15)

 

【表彰式】

表彰式

レースはすべて終了し、選手も大会関係者もすべてコースから戻ってきて、13時から表彰式が始まります。

 

リザルト発表 各カテゴリーの10位までが発表

会場の一角には完走証の発行と各カテゴリーの1位から10位までのリザルトが発表されています。なお、コースの規制は12時30分で解除され、シャトルバスやタクシーは通常運行が始まりました。

 

表彰式の準備 各カテゴリー1〜6位が表彰対象

そして、特設ステージ横では表彰式に向けて準備が進められられます。表彰は各カテゴリーの1位から6位までが対象です。

 

選手の点呼が始まる 乗鞍は強い選手ばかりで
なかなか上にあげてもらえませんよ

そして、名前が読み上げられて点呼が始まります。一番に名前が読み上げられたチャンピオンクラス優勝の森 正 選手。4回の出場で常に上位に位置しながら、なかなか優勝に手が届きませんでした。「優勝は正直にうれしい。乗鞍は強い選手がたくさんいますから、なかなか上にあげてもらえませんよ...」と、満面の笑みで応えてくださいました。

 

レースが終われば和気藹々と

レース中はそれぞれがライバル...でも、レースが終われば、ヒルクライムという共通の目標を持った苦労を分かち合う仲間

 

MTBの恒田選手御夫妻

こちらはMTBの恒田選手御夫妻。真ん中にいるのは乗鞍専門のタクシーの運転手さん。3年前の観光センターで運転手さんに道路状況などをお聞きになったことがきっかけだったとのこと。今日はこの表彰式のために、わざわざタクシーを飛ばしてやってこられたようですよ。

 

チャンピオンクラス表彰式 森 正 選手 − 初優勝でシリーズ優勝

表彰式はチャンピオンクラスから順番に始まります。
チャンピンクラス優勝は森 正 選手。本大会初優勝に続き、シリーズ戦でも優勝に輝きました。今年はディアスロンの大会との関係で、蔵王・美ヶ原・乗鞍しかヒルクライムには出場されなかったとのこと。その中でしっかりと結果を出されたことは、本当に実力があってのことだと思います。

 

ロード男子E表彰式 − 牛丸 尚 久選手(優勝)と宮ア 博久 選手(2位)

ロード男子Eカテゴリーの牛丸 尚久 選手(優勝)と宮ア 博久 選手(2位)。

 

事故から完全復活!

一昨年の練習走行中の事故から完全復活!「来年もよろしくお願いいたします。事故しないように気をつけます!」

 

ロード女子Aの表彰 − ハーモニカで祝福

そして、ロード女子Aの表彰では、JCA 日本サイクリング協会 会長代行 加藤 元彦 氏より、優勝者 金子 広美 選手へ表彰状の授与が行われました。

「...あなたは当初の成績を収められました。よってここに表します。」と、表彰状を渡されたあと、小さな声で「いいですか?」の一言に続いて、表彰式では定番の曲、「見よ 勇者は帰りぬ(ヘンデル作曲)」をハーモニカで演奏されました。

 

ロード女子A優勝 − 金子 広美 選手

これには金子選手も大喜び...会場にお越しに方の中には、加藤氏のハーモニカ演奏に毎年期待されている方も多かったのではないでしょうか?

 

ロード女子B優勝 − 中込 由香里 選手

ロード女子B優勝は、中込 由香里選手。

 

皆さんカメラ片手に...

ステージから降りてくると、報道関係者はもちろんのこと、一般の方々もカメラ片手に詰め寄ってきます。

 

MTB女子表彰式 優勝 恒田 さよ子選手

こちらはMTB女子優勝の恒田 さよ子選手。2位以下を15分近く引き離して圧倒的な強さです。ご主人の恒田 秀樹選手もMTB男子5位で、ご夫婦揃っての表彰式参加でした。そして、ロード女子B 4位の松本 雪子選手とご一緒に記念撮影。それぞれ、メチャ元気が良くて仲が良くて、うらやましい限りです...

 

シリーズ戦女子優勝−ワイマント直美選手
今日は1km地点でパンクのアクシデント

最後にシリーズ戦の表彰に続きます。シリーズ戦男子優勝はすでに申し上げたとおり、森 正 選手で、シリーズ戦女子優勝は、ワイマント 直美 選手でした。

その中で、ワイマント 直美 選手はこのようにコメントをされました。
「第1戦は気管支炎で真っ青な顔で登りまして、2戦目はうまくいきましたが、実は今日は1km地点でパンクをしてしまいました。パンクのタイヤを14km引きずって、最後の7kmはダンシングで前輪だけで走ってみました。もう本当に根性だけで走って、結果は8位ととても不甲斐なかったんですけども、シリーズを通して頑張ってよかったなぁ〜と思います。有難うございました。」

ゴール間際で力強いダンシングで登って行く様子を拝見しましたが、そんなアクセントがあったとは思えない走りでした。強い選手は本当に強いということを実感させられました。

 

安堵と笑顔がこぼれる

皆さん、この1年をこの日のために頑張ってこられた方々ばかりです。

 

出場された選手ご自身にも大きな拍手をお送りください
=今年も無事にノリクラが終わりました=

表彰式は上位選手に贈られるものですが、司会者からは「出場された選手ご自身にも大きな拍手を送りください。」とコメントされて、表彰式を締めくくりました。このステージでそれぞれの実力で登ること...ここに大きな意味があり、それを達成するために、日々を頑張ってこられたことと思います。また、末永く参加し続けることも重要なことだと思います。

ノリクラという目標を持ってヒルクライムに打ち込むこと。それぞれの選手が目標を持って取り組み続けることが、この大会の裾野をさらに広げて行くものだと思います。

 

<取材後記>

当初から天候が懸念され、大会実施が危ぶまれる状況でしたが、ゴールを位ヶ原山荘に変更して無事に実施できました。4000名を超える選手が参加する大きな大会にもかかわらず、スタート30分前の変更で、大きな混乱もなく大会運営できたことは、長年の積み重ねがあってこそのことだと思います。また、地元に根ざした大会で、地元の人々の支えがあってこそ実施可能だったことだとも思います。また、運営サイドも中止という方向は極力避ける形で進めてこられたことも大きな要因であると思います。

また、大会とは直接関係はありませんが、出場する選手の多くが7月から8月に掛けて訪れ、県道乗鞍岳線は大変な賑わいになります。岐阜県側の乗鞍スカイラインも含めての話ですが、転倒による自損事故やシャトルバスなどとの接触事故が多発しております。また、気温が10℃台にもかかわらず、熱中症で救急搬送される事象もありました。もしかすると、これらの発生率は例年と変わらないかもしれませんが、ヒルクライム人気が高まって、来場者数が多くなれば、おのずと発生数も多くなりますので、目立つ存在になっているものかもしれません。

週末に走行練習にお越しのヒルクライマーの多くは、遠方からマイカーを使い乗鞍高原やほおのき平に早朝に到着した後、ヒルクライムされることと思います。富士山の「弾丸登山」が問題視されていますが、日帰りヒルクライムも体調面などには十分にご配慮されることをお願いいたします。

いずれにせよ、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍という大会を目指して、日々取り組む方々が何度もお越しになることで、乗鞍地域が活性化することは間違いありません。ヒルクライマーの方々には更なるマナー向上と、ヒルクライムをやったことのない一般の方々に「ヒルクライムってかっこいいなぁ〜」と、思ってもらえるような宣伝塔になってもらえたら幸いかと思います。

 

Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   <<Back  1  2  3  4  5  6