ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.6(2017/06/17) @

 

 

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(Update:2017/06/22)

 

6月も後半に差し掛かり、本来ならぐずついた天候の日々となりますが、今年は本当に梅雨であることを感じさせない天候が続いています。梅雨の前半は比較的落ち着いた日が多いものの、これだけ良い天気は珍しいことです。そして、例年になく積雪も多く、稜線からの春山スキーもまだまだ楽しめますので、この晴れ間を生かさない手ははありません。

さて、今回は17日(土)〜18日(日)に乗鞍天空マラソン開催の関係から、一部画像は16日(金)に撮影したものをお届けいたします。今年で12回目を迎える天空マラソンは、コースを延長して42.195kmのフルマラソン化し、「日本で最も標高の高いフルマラソン」として、鉄人たちのやってくるのを待っているようです。

乗鞍天空マラソンについては、後日、特集をお届けする予定ですので、お待ちください。


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

◎ 今回の目次

Page-1 : 【6月16日(金)・17日(土)、観光センター前駐車場】       【一の瀬、レンゲツツジ】
Page-2 : 【大雪渓までの沿道・雪壁の様子】       【大雪渓に到着】
Page-3 : 【大雪渓下部 T】       【大雪渓下部 U(モーグル、アルペンレーサー)】
Page-4 : 【蚕玉岳〜朝日岳稜線】       【剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線】       <編集後記>「今回の天空マラソンを振り返って」


●参考資料●
(周辺地図) − ノリクラガイドマップ
スキー 版<対象時期:月末〜下旬   ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版  
(施設・道路情報) −
2016シーズン終了に伴う 当WebSite・道路交通・各施設の営業終了と来年度再開予定

 

 

  

 

【6月16日(金)・17日(土)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

午前6時の観光センター前駐車場。

 

梅雨の中休みに5月のようなきれいな青空
=まさに五月晴れ=

梅雨入り直前の5月下旬に見られるきれいな青空と同じ雰囲気の朝です。梅雨の中休みに見られる晴れ間を「五月晴れ」といいますが、最近は5月のような綺麗な青空を差すこともあり、今回はそれを同時に実現しています。

 

先週の高天ヶ原・剣ヶ峰
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(2017/06/10) @
今回の高天ヶ原・剣ヶ峰
雪解けが進まず、先週とほとんど変わりない

山頂方面の残雪状況を見ると、左の先週と右の今回のものとでは、ほとんど違いがありません。この1週間、雪解けがあまり進んでなかった模様です。

 

先週のレンゲツツジ
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(2017/06/10) @
今回のレンゲツツジ
見頃がまだ続く

観光センター付近のレンゲツツジはそろそろ終わりの時期に入るのですが、こちらも先週とほとんど同じで、まだ見頃が続いています。

 

フランス菊 ベニバナイチヤクソウ

観光センター周辺では、左のような白い野菊がいたるところに咲いています。探さなくともすぐに目に入ってくるはずです。こんな野菊でも「フランス菊」という立派な名前がついています。そして、右はベニバナイチヤクソウ、ちょっと日陰の部分に目を向けると見つけることができるはず。今後は、さらに標高の高い所へと移って行き、山野草というよりも高山植物に高い植生です。

 

天空マラソン開催に伴い観光センター駐車禁止

さて、6月18日(日)は、第12回乗鞍天空マラソンが開催され、大会会場となる観光センター前駐車場は、前々日の6月16日(金)17時から駐車禁止となりました。

 

周辺駐車場を利用 北海道から月1回のノリクラ通い

観光センター前駐車場の周辺には別の駐車場があり、そちらは通常通り駐車可能なため、春山バスに乗車するスキーヤーなどの姿が見られます。こちらの親子のお二人、最初にノリクラにお越しになったのは右の息子さんが小学生の頃だったでしょうか?

今は北海道の大学に通い、月に1回程度、実家に帰省しながらノリクラにお越しするとのこと。飛行機代だけでもかなりな出費になりますから、その努力は計り知れないものがあります。日常の生活において、大雪渓の雪の上に立つことが一つのモチベーションにつながっていて、お金では得られない価値が大雪渓にはあるからです。

 

本日の春山バスは、道路沿いの路線バス停留所で

さて、観光センター前駐車場への車両乗り入れができないため、春山バスは道路沿いの路線バスの停留所での発着となりますが、いつも始発便の先頭で待つのはこちらのご家族。

 

いつも一番乗り! バス係員にも親しく

今日も元気いっぱいで始発便を待ちます。もちろん、バス係員の方にもよく覚えてもらってます...

 

バスの列はさらに伸びる ようやく海外赴任から帰還 − 夫婦水入らず

天候が良いこともあって、バスを待つ列はどんどん伸びる一方...その中に、久しぶりに会う顔を発見!4年もの海外赴任からようやく帰還!来月からは再び夫婦そろってのノリクラ通いが始まります。

 

始発便は4台運行

今日の始発便は4台、161名を乗せて大雪渓へと出発します。

 

【一の瀬、レンゲツツジ】

一の瀬つつじ園

こちらは毎週お伝えしている一の瀬つつじ園。

 

花の勢いが寂しい

先週とあまり変わらず、少し花の勢いが寂しい状況です。

 

綺麗に咲いているものの、花の勢いは若干下降傾向です。

 

満開時の一の瀬つつじ園(2015年6月6日))
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(2015/06/06〜07) @
今回の一の瀬つつじ園
ボリューム感が乏しい

例年なら満開を迎えると、真っ赤に染まりますが、今年はそれがないんです。すでに枯れ始めているものもありますので、今後、新たなものが咲き始めたとしても、例年のボリュームが期待できるか微妙なところです。

 

■ Next>>  Page2 【大雪渓までの沿道・雪壁の様子】 ■


 


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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