ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.5(2007/06/09〜10) D

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(Update:2007/06/14)

 

【6月10日(日)、今日も濃霧】

位ヶ原山荘付近は昨日よりひどい濃霧

さて、6月9日(土)は岐阜県側の乗鞍スカイラインのシャトルバスの様子をお伝えしましたが、翌日の6月10日(日)は長野県側の春スキーバスの様子をお伝えいたします。
現在の時刻は7時30分。春スキーバスが到着する位ヶ原山荘付近は、昨日よりも酷い濃霧に覆われています。

 

平日の春スキーバスは運休です

お知らせ でもお伝えしたように三本滝ゲートの上部付近の路面下の崩落の修復工事のため、6月11日(月)から6月末までの平日は、春スキーバスは運休です。平日に位ヶ原・大雪渓方面にお越しの方は、三本滝から徒歩か、もしくは、岐阜県側の乗鞍スカイラインのシャトルバスを利用されることをお勧めします。

 

8時50分、ほぼ定刻どおりにバスがやってきました。今日は1台、21名の乗客です。

 

板を搬出して ツアーコースの状況を聞く

いつものように乗務員の方が、トランクから板を搬出します。
右の方は、山荘のスタッフにツアーコースの状況をお聞きになっています。5月末以降、ツアーコースの状況を確認しておりませんが、このところ、大雪渓でも1週間に50センチほどの雪解けが見られますので、ツアーコースを滑走して下りることは困難ではないかと思います。
もっとも、藪漕ぎしてでもというのであれば別でしょうが、かもしかゲレンデからの急斜面のクマザサは一部刈払いがされていましたが、相当な高さになっているはずです。

 

バスを下車したら、大雪渓方面に登って行く準備をするわけですが、もちろん、シールで登っていく方法と、ザックに板をつけて歩いて行く方法のどちらかになりますが...

 

車道沿いで行く方と、屋根板方面から行く方と二手に分かれる

今回は歩きの方の大半は車道をそのまま進んでいく方が多く見受けられました。今日のような天候の場合、屋根板から宝徳霊神バス停付近に出て、大雪渓を向かうルートは、地形をあまり把握していないと、ちょっと難しいかもしれません。
そんな場合は、無理をせずに車道を歩いていったほうが確実です。正確に計測しておりませんが、位ヶ原山荘から大雪渓までは、車道で4km程あるはずですから、時間的な余裕は必要となります。

 

この天候なので行けるところまで...

こちらの方はシールをつけて、屋根板方面に登って行きます。「この天候なので、山頂はちょっと無理かも、行けるところまでにしておきます。」とのこと。この時期、雪質もそれほど良いとはいえず、この付近はすでに木々が多くなってきていますので、また、晴れた日に出直すくらいの気持ちが必要なのかもしれません。

 

屋根板周辺は縦溝が目立ちます

大雪渓では全く縦溝が見られませんでしたが、この付近はご覧のようにかなり酷い縦溝。短めの板の場合は、バランスをとるのがなかなか難しい状況です。また、上部の鶴ヶ沢などでは石も落ちていますので、注意が必要です。

 

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