ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.25(2011/10/28〜30) F

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(Update:2011/11/03)

 

【紅葉情報− 乗鞍高原 U】
★カラマツは見頃が続く★

観光センター付近

 標高1500メートル付近の乗鞍高原でも、紅葉はほとんど終了です。

 

カラマツは見頃を続ける

それでも、カラマツだけは、見頃の時期が続きます。

 

見晴峠 登山道

こちらは乗鞍高原から見晴峠に続く登山道。

 

先週の見晴峠 登山道
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.24(2011/10/22〜23) E
今週の見晴峠 登山道
ほとんど変わらず見頃が続く

先週の画像と比較しても、ほとんど変化はなく、この付近のカラマツの見頃は、もうしばらく続くことが予測されます。ノリクラの紅葉を締めくくるカラマツの黄金色を、最後まで見届けたいものですね。

 

【昨年の今ごろは?】

2010ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2010/10/29〜31)

10月29日(金)の乗鞍高原は、どんよりとした濃霧の朝を迎えます。周辺の山肌すらすっぽりと覆い隠すほどの低く垂れ込める濃霧に上部エリアの様子をうかがい知ることが全く出来ない状況ですが、冷泉小屋付近より上部では綺麗な青空が広がっているとのことで、低く垂れ込める雲は雲海であることを知ります。その上部エリアは綺麗な鰯雲がいっぱいに広がり、そして、全く空気に動きかなく、さらに物音一つ感じさせない状況に、今シーズン最後の穏やかなノリクラを独り占めしたような感覚にさせてくれます。

10月最後の週末を迎えた10月30日(土)は、夜明け前から降り始めた雨がまとまった雨脚となって朝からはじまります。台風接近の予報が出ていることもあって、観光センター前駐車場はやってくる車はほとんどない状態。それでも風や路面凍結などのない県道乗鞍岳線や乗鞍スカイラインは通行可能な状態のため、シャトルバスは始発便から通常通りの運行が開始されました。その後、雨はほとんどやんできたものの、上部エリアの濃霧は午後になっても続きます。夕方近くになると時折青空が上空に見え始め、大雪渓付近などの上部エリアでは濃霧はなくなり、山麓に重厚な雲海の広がる風景となります。おそらく、これまでの中でもっともダイナミックな雲海だったと思います。

そして、ノリクラシーズン最終日の10月31日(日)は、早朝に一時期青空が見えたものの、午前中は霧雨〜小雨の状態。それでも路面凍結はなく、昨日と同様に県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインは通行可能で、シャトルバスも通常運行が開始されました。お昼前に横殴りとまでは行かないものの、雨が真横に流れるような降り方と濃霧に見舞われますが、午後にはほとんどやんできます。それでも夕方ごろから再びまとまった雨となって一日が終わりました。

ノリクラ雪渓カレンダーでは、雪化粧をお届けすることができませんでしたが、皮肉にも翌日の11月1日(月)になって初冠雪を観測しました。いよいよノリクラも冬モードに入ってきたようです。

 

<編集後記>

人が人を呼ぶ...

閑散としたお店に、店主だけがぽつんといるようなところには、ウインドショッピングのつもりで店内に入ることに、躊躇することはありませんか?
これまであまり意識をもってみることはありませんでしたが、ノリクラで取材をしているうちに、このようなことを、ふと感じたところです。

取材で訪れた店主の方と話をしていると、閑散としたお店にポツリポツリとお客さんが入ってくるケースが多いんです。

ノリクラという場所ですから、入って来られたお客さんは観光客が大半で、店主との会話に加えて、一緒に観光案内が始まります。そのお店の営業に寄与するつもりは特段ありませんが、結果的にお店にとって好影響があったりもします。

ちょっとしたことで、歯車が回りだせば、新たな展開が訪れるかもしれない...人が人を呼ぶ。それは単なるひとつの現象であって、そんなところから、今後のノリクラに何か糸口が発見できないものがと、この最近感じた次第です。

さて、今シーズンのノリクラ雪渓カレンダーも今回で最終号です。WebSiteは2000年に開設して11年目を無事に乗り切ることができました。ノリクラにお越しになる、より多くの方に見ていただき、ノリクラをより深く感じてもらうための一助になれば幸いと感じています。

そして、来シーズンも継続して行く予定です。今シーズンのノリクラの想い出や、来シーズンの取材活動の参考に、WebSiteのご感想などお寄せいただけたら幸いです。(E:mail WebMaster@norikura.org

最後に今シーズンの総まとめのあとがきへ続きます。ぜひご覧ください。(→ あとがき

 

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