ノリクラ 雪渓カレンダー
 
プレリリース版 Vol.6(2013/04/25〜29) C

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(Update:2013/05/02)

 

【4月27日(土)、真冬並みの積雪、乗鞍岳春山バス運行初日は全便運休】

乗鞍高原は積雪5センチ − 冬に逆戻りの銀世界

試運転の日から2日後の今日。4月27日(土)は乗鞍岳春山バスの運行初日を迎えました。昨日から雪が降り始めた雪が続き、乗鞍高原では5センチほどの積雪となりました。ご覧のとおり、完全に冬に逆戻りの状態となりました。

 

三本滝レストハウス前駐車場

そして、こちらは三本滝レストハウス前駐車場。

 

先週の三本滝レストハウス前駐車場 − 除雪はまだ半分
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2013/04/20〜21) A
昨日(4月26日)、ようやく全面除雪される
速報 2013/04/26

左の画像は先週の様子。駐車場は半分程度しか除雪されず、15台程度しか車が停められない状態でした。しかし、右の画像のように昨日除雪がなされて、あとは春山バスを利用される方々がやってくるのを待つばかりでした。

 

昨日除雪されたのに、15センチの積雪 夏タイヤはチェーンを装着して

昨日除雪されたばかりなのに、今日は15センチの積雪に見舞われてしまいました。夏タイヤではとても登ってくることができない雪の量で、タイヤチェーンを装着した車もありました。

 

バス会社の方 − ここまで登ってくるだけでやっと...

春山バスを運行するバス会社の方がやってきました。「スタッドレスタイヤを装着していますが、ここまであがってくるのも大変でしたよ!」通常なら、春山バス運行前に位ヶ原山荘まで道路パトロールを行いますが、この先はとても走行することができる状況ではありません。

 

春山バス始発便運休の掲示

本日の始発便の運休は昨日の段階で決定され、バス停には運休を知らせる表示が取り付けられました。

 

夏タイヤでお越しの方もちょっと不安そう

「今日は除雪ってしますか?」と、バス会社の方に問い合わせるこちらの方。昨晩のうちに夏タイヤで三本滝レストハウス前駐車場にやってきましたが、朝起きたらご覧の状況に驚きを隠せない様子でした。

 

 

早くパウダーに行きたいけど、誰か一番ラッセル行かないかなぁ

春山バスの運休を嘆く方がいる一方。そんな状況をモノとも思わない方もいらっしゃいます。厳冬期はツアーコースを歩いて登るのが当たり前のことですから、冬の常連にとっては特別なことではないのです。

「今日は春山バス初日だから早く来ましたけど、その必要はなかったみたいですね。でも誰かかトップでラッセルしてくれないかなぁ〜」と、早くパウダーを味わいたいという反面、先陣切ってラッセルというのはちょっと辛いところですね。

 

出発の準備 − 雪遊びに夢中 今日はパウダー滑りに来ました!

駐車場にやってきた車は10台ほど。春山バス初日なのにどうしてこんなに少ないのかと思いますが、夏タイヤではとてもここまで登ってくることができないため、あきらめた方も多かったようです。

出発の準備をしている最中も雪遊びに夢中...でも、今日はパウダーのかもしかゲレンデを堪能しにお越しになりました。

 

冬が終わると何をしていいのかわからなくなりますよ! パウダー嗅ぎつけて出発!

「冬が終わると寂しい...冬が終わると何をしていいのかわからなくなりますよ!」と、おっしゃるこちらの方。鋭い嗅覚で今日のパウダーを嗅ぎつけてお越しになったようですよ。

 

乗鞍岳春山バス −最終的には明日の始発便まで全便運休

今日の始発便の運休はすでに決まったものの、最終的には本日全便が運休となり、さらに明日の4月28日(日)の始発便の運休も早々に決まってしまいました。

 

【かもしかゲレンデ】

かもしかゲレンデ

それでは、かもしかゲレンデからツアーコース入口を目指します。

 

新雪40センチ 春には珍しく乾いた真冬波の雪質

かもしかゲレンデは一晩で40センチもの新雪が降り積もっています。例年、ゴールデンウィークの時期に降雪に見舞われることがありますが、春特有の重たい湿雪であることが大半です。しかし、今日の雪は乾いた真冬並みの雪質です。

 

こちらはかもしかゲレンデを横切る県道乗鞍岳線(エコーライン)。

 

昨年の切り通し箇所
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.6(2012/04/26〜30) E
今週の切り通し箇所

 切り通し部分の雪の壁は、この降雪で先週よりもやや増えて、高さ3。3メートル。昨年は2.8メートルでした。

 

路面は全面積雪凍結

この先は道路を歩いてヘアピンカーブを曲がって、かもしかゲレンデ上部を目指します。路面は全面積雪凍結で、シールやスノーシューを装着したまま、歩くことができます。

 

昨年のヘアピンカーブ(35号カーブ)
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.6(2012/04/26〜30) E
今週のヘアピンカーブ(35号カーブ)

 こちらは道路のヘアピンカーブ部分。昨日の積雪の影響もありますが、昨年よりも明らかに積雪量の多いことがわかります。

 

上部ゲレンデへ−高さ2メートル、昨年よりも多い

上部ゲレンデに向かう箇所の積雪は2メートルほど。先週とほとんど変わりはありません。昨年はこの1週間で60センチも雪解けが進んで1.2メートルまで低くなってしまいました。

ここからさらにかもしかゲレンデを登って、ツアーコース入口を目指します。 Next


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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