ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2015/07/10〜11) D

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(Update:2015/07/16)

  

【肩の小屋の様子】

肩の小屋

さて、先週から営業が始まった肩の小屋。

 

天気が悪いとキャンセル入りますが、何とかやってます...

「天候が悪い日はキャンセルが入ってしまうのが痛いところですが、何とかやってますよ〜。」 ノリクラの人出は天候の良しあしに大きく左右されますが、その中でも山小屋はその最たるところにあるかもしれません。

 

山賊焼きの下準備

さて、平日の午後、ランチタイムが終わって、登山客が少なくなると、明日の宿泊客の向けての準備が始まります。こちらは夕食に提供される山賊焼きの下準備。下味が付いたらラップに包んで冷凍します。

山賊焼きは松本近辺(中信地方)の郷土料理で、旅人の金品を取り上げる山賊は、昔話には必ず登場するものですが、その「取り上げる(とりあげる)」が「鶏揚げる(とりあげる)」に変化し、鶏のモモ肉を丸ごと豪快に揚げた物を山賊焼きと称したことがその由来とされています。

 

スキー三昧−今日も朝練して来ましたよ!

新人のスタッフも少しずつ慣れてきて、「今日も朝練やって来ましたよ。朝5時から6時くらいまで滑るんですがバーンが硬くて...でも、この時期、硬いバーンで滑るなんてことありませんから、いい練習になるんですよ。」

鶏肉を調味料に漬ける山賊焼きではありませんが、毎日がスキー漬けの生活は、非日常そのもの...かつて、この時期の肩の小屋は、大学生の夏スキー合宿で満室状態が続いたものですから、夏スキーをやるために山籠もりする環境はもともと備わっています。

最近の大雪渓では、合宿というものを見なくなりました。それも時代の流れなのでしょうか...長い時間が取れる学生のうちに山籠もりを体験するものよいと思うのですが...

 

【山頂までの登山道(肩の小屋〜稜線)】

ここからは肩の小屋から稜線方面の登山道の様子をお伝えします。

 

稜線からひんやりとした空気
=この日は全国的に猛暑=

今日はやや蒸し暑い気候が続きましたが、肩の小屋から稜線方面は絶えずひんやりとした空気が続きました。ご覧のように長袖で十分な状態です。この日(7月11日(土))は全国的に猛暑となりましたが、ノリクラではそんなニュースは全く届いていない模様です。

 

山頂・大雪渓全景
先週の朝日岳九十九折れ箇所
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.9(2015/07/04〜05) D
今週の朝日岳九十九折れ箇所
積雪区間はなくなる − 昨年より1週間早い

さて、こちらが稜線付近の登山道の全景図。先週と比べると、かなり雪解けが進んでいる様子がわかります。そのため、登山道上には積雪区間はなくなりました。昨年より1週間早い状況です。

 

先週の積雪開始箇所
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.9(2015/07/04〜05) D
今週の同じ場所

先週の積雪区間の始まる場所で、同じように今週も撮影しますが、積雪箇所を探すほうが難しいほど。

 

周辺には雪が残るがルート上にはない

それでも、登山道のすぐ近くにはまだ積雪が残っています。雪に触れてみたい方以外は、あえて積雪箇所を歩く必要はないかと思います。

 

剣ヶ峰山頂神社付近で石積み不安定箇所あり

この先稜線は積雪はありません。なお、剣ヶ峰山頂の神社の南側で石積みが不安定になっている箇所があるとのことです。不用意に石を外さないようお願いいたします。

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