ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.17(2015/08/28〜29) @

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(Update:2015/09/03)

 

8月最後のノリクラ雪渓カレンダーです。全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が再び8月最終日曜日開催に戻りましたので、大会取材の都合から、通常、土日に実施している取材を一日前倒しして、28日(金)・29日(土)の様子をお届けします。

8月28日(金)は、朝一番は雲量が多いものの、きれいな青空でした。観光センター前駐車場は15台程度とかなり少ない状態。お盆前は平日でもまずまずの人出でしたが、お盆が終わったと同時に平日の人出はやや少ない状況となってきました。時間とともにどんよりとした状況が徐々にひどくなり、位ヶ原山荘から先は霧の中。それでも大雪渓では霧が抜けて山頂方面もはっきり確認でき、日中は何とか雨に降られずに一日を送ることができました。

8月29日(土)は、断続的な雨が降る朝を迎えます。観光センター前駐車場は、明日開催される全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会会場になるため駐車・進入禁止で、シャトルバスは道路沿いの路線バス停留所から出発します。途中、三本滝ゲート付近からひどい濃霧になりますが、大雪渓に到着すると山頂付近まで見渡せるようになり、お昼近くには雲間に日差しが差し込む状況。午後からは大会会場の観光センターに向かいます。正午の天候は曇、気温20℃。13時から選手の受付が始まり、明日の天気を心配そうにスマホでチェックする様子が見られました。

大雪渓は、全体的には雪解けがさらに遅くなって、昨年よりも積雪が多い状況になってきました。
雪渓上部左側が1週間早い雪解けですが、それ以外のところでは昨年と同じか1週間程度遅く、今週は場所によっては2週間ほど遅いところまで見られるようになってきました。雪渓上部右側、雪渓中段の下半分、雪渓下部はまだ滑走可能。また、雪渓上部左側は過去最高の長さが見られます。今後は雪渓上部左側がメインになってきますが、急斜面のため上級者・経験者限定で、これからノリクラデビューはお勧めできませんので、ご了承ください。

それでは、28日(金)〜29日(土)の様子をご覧ください。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【観光センター前駐車場】       【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景 T(乗鞍高原〜三本滝ゲート)】
Page-2 : 【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景とヒルクライマー U(三本滝ゲート〜位ヶ原山荘)】        【大雪渓に到着、野外活動は高山植物観察】
Page-3 : 【雪渓下部T】
Page-4 : 【雪渓下部U、モーグルコース】       【雪渓中段】
Page-5 : 【雪渓上部T】       【雪渓上部U】       【昨年の今ごろは?】       <編集後記>
  
   
●参考資料●
(マイカー規制・シャトルバス・乗り換え駐車場) − 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報     ノリクラガイドマップシャトルバス乗換駐車場
(周辺地図) −  ノリクラ ガイドマップ (春〜夏スキー 大雪渓・山頂版)     ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版
(ヒルクライマー向け情報) − 【ヒルクライマーへのアドバイス・お願い】(レインウェアの持参、熱中症と水分補給可能場所、走行上の注意点)  【自転車事故多発地帯 − ここは気を付けて】
(各種情報) − 2015シーズンの道路交通・各施設の営業再開予定と乗鞍岳春山アクセス方法

  

 

【観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場 − 駐車車両がない

早朝6時の観光センター前駐車場。ご覧のとおり、駐車車両が1台もありません。

 

全日本マウンテンサイクリング開催のため、観光センター駐車禁止(左)、県道乗鞍岳線通行止(右)

今日8月29日(土)から二日間は、自転車ヒルクライムロードレース「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」が開催され、観光センター前駐車場はその大会会場になるため、前日の8月28日(金)16時から大会が終了する8月30日(日)17時まで、駐車禁止の措置が取られます。また、大会コースとなる観光センターから県境までの県道乗鞍岳線は、大会開催中の8月30日(日)6時〜12時30分は通行止めとなります。

これについては、8月20日付けのお知らせ − 「8月30日開催の第30回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に伴う通行等規制(2015/08/20)」にて、ご案内した通りです。

 

すでに会場設営が始まる

観光センター前駐車場内は、すでに会場設営の準備が始まっています。

 

断続的に降る雨 − 気温15℃、無風、長袖必須

天候はご覧のように雨。昨晩から断続的に降り続いています。気温15℃でほぼ無風、そのため、寒さはありませんが、これは長袖を着用しているという前提です。お盆を過ぎれば朝晩は長袖が必須です。

 

観光センター売店 大会開催に伴い、一年で一番忙しい日が始まる

観光センターの売店は、7時前から営業する日が最近ありますが、おにぎりが店頭に到着するのを待つ常連客も多いためとか...今日・明日は大会開催のため、こちらの売店も今日の午後から明日にかけて、一年で一番忙しい日となりそうです。

 

今日のシャトルバスは道路沿い路線バス停留所から発着 【地図拡大】

観光センター前駐車場への車の進入ができませんので、シャトルバスは駐車場内の停留場が利用できず、今日は道路沿いの路線バス停留所からの発着となります。

 

シャトルバス始発便 タクシーも場外で

今日の始発便は1台。昨年までは路線バスの停留所付近にも進入規制のパイロンが設置されていましたが、今年はありません。大会前日はシャトルバスの運行も、来場の方も通常通りお越しになりますので、そのあたりを考慮されたものと考えられます。

常連のタクシーの方も、観光センター内に入れないため、路線バス停留所付近で待機するしかありません。

 

今年は周辺駐車場は利用可 − 昨年までは前日から全部規制されていた

また、観光センター以外の周辺駐車場でも昨年のような事前規制はなく、通常通り使用可能になっています。大会前日にシャトルバスに乗車しようとお越しになった観光客がどこにも車が止められないという事態は解消された模様です。なお、シャトルバス乗換駐車場の場所は、ノリクラガイドマップ(県道乗鞍岳線 シャトルバス乗換駐車場 版)をご覧ください。

 

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景 T(乗鞍高原〜三本滝ゲート)】

鈴蘭バス停のカエデ −今週は昨年よりもちょっと色づきが遅い

それでは、大雪渓までの沿道の様子をご覧ください。こちらは観光センターを出てすぐのところにある、鈴蘭バス停付近のカエデ。先週も申し上げましたがすでに紅葉が始まっています。こちらのカエデは、例年、他のカエデよりもいち早く色づきが始まり、先週あたりから昨年よりも色付きが進んでいる様子が見られましたが、今週は昨年よりもちょっと遅めになっています。

 

足元を見ると... スモモの実 − 昨年より1週間早い

そして、地面に目を向けると、数多くの実が落ちています。その頭上にはスモモがたわわに実っています。こちらは昨年よりも1週間ほど早い状況です。

 

さらに進んで、善五郎の滝駐車場付近。

 

ススキに花が咲く − ほぼ昨年並みの進捗

先週の予告通り、ススキが花を咲かせました。こちらはほぼ昨年と同じ進捗です。

 

葉が全体的に黄色っぽく変化

木々をよく観察すると、葉が全体的に黄色っぽく変化していることに気づきます。着実に秋へと変化が始まっています。

 

ズミ(コナシ)の実 ミズナラのどんぐり − 昨年より3週間早い

先ほどのスモモだけでなく、数多くの木々が実をつけています。ほんのり赤く染まり始めたのはズミ(コナシ)の実。そして、その隣にはミズナラの実(どんぐり)が数多くできている様子が確認できます。ミズナラのどんぐりは昨年より3週間早い状況。今年は何もかもが秋へと急いでいます。

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