ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.6(2006/06/18) F

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(Update:2006/06/22)

 

【剣ヶ峰〜蚕玉岳】

剣ヶ峰〜蚕玉岳

剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線は、先週と比べて、手前部分の雪が完全になくなっています。先週の段階では昨年より1週間程度早い雪解けだとお伝えしましたが、今週は昨年と、ほぼ同程度だと思います。

 

左側の砂地が広がってきました

それでも、十分な広さがあります

右の画像は稜線付近から見下ろした所。左側の砂地がだいぶ広がってきています。それでも横幅は50メートル近くありますので、滑走上はなんら問題ありません。ただ、来週は、稜線から直接滑り降りることは困難になり、稜線から少し降りる必要が出てくるかもしれません。

 

がけ崩れの岩場

唐草模様

左の画像は沢筋の右側の尾根の中の、がけ崩れが起きている岩場付近。がけ崩れといっても今年発生したものではなく、過去に発生した箇所です。昨年は岩場の下部の雪解けがもう少し進んでいましたので、昨年より1週間程度遅い雪解けです。

右の唐草模様についても、昨年より1週間程度遅い雪解けです。

真っ青な空に真っ白な雲、沢筋の残雪は不思議な幾何学模様

真っ青な空に、真っ白な雲。そして、残雪の幾何学模様はなんとも不思議な取り合わせです。このタイミングでこの場所に訪れない限り、めぐり合うことはできないでしょう。

 

もう少し滑ると、この沢筋の中でもっとも細くなるところにたどり着きます。

 

急斜面から緩斜面に移り、沢筋が一番細くなるところ

稜線から、全体の3分の1程度まで滑り降り、画像は急斜面から緩斜面に移る部分で、沢筋が一番細くなるところです。先週と比べて、岩の数がだいぶ増えてきています。先週から比べ、高さで50センチ程度、雪解けしています。上から見て、岩が出てきている部分右側は問題なく滑走でき、横幅は15メートルほど。しかし、来週はこの部分もだいぶ岩の頭が見えてくるはずです。

先週の段階では、昨年に比べて1週間ほど遅い雪解けだと、申し上げましたが、今週は、昨年とほぼ同じ状況です。

 

 

全景

県道との合流地点付近まで滑り降りると、全景を見渡せるようになります。沢が一番細くなっている部分に岩の頭が出てきている様子や、剣ヶ峰直下の雪解けがほぼ完全に終わっている様子がわかります。

 

積雪は1.8メートル

県道乗鞍岳線との合流です。先週よりも70センチ程度、雪解けが進み、昨年とほぼ同じ程度になっています。

このページで紹介した、剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線から県道までの沢は、先週の段階では、稜線部分を除いて、昨年より1週間程度遅い雪解けの状態と申し上げましたが、今週は、雪解けのスピードが少し速まり、全般的に、ほぼ、昨年と同じ状況に近づいています。

 

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