ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2017/05/14〜15) @
今回からグリーシーズン向けのノリクラ雪渓カレンダーを開始いたします。週末ごとの様子を10月末まで25回連載いたします。春山スキーの様子から新緑、そして、ヒルクライム・登山・夏スキーと続き、紅葉と初雪・初冠雪へと季節の移り変わりをじっくりご覧いただければと思います。
通常のノリクラの様子に加えて、乗鞍天空マラソン(6月)、乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム(7月)、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍(8月)のノリクラ3大大会の模様もお伝えする予定ですので、合わせてご覧下さればと思います。
ただし、これまでは週末二日(土曜日・日曜日)にわたって取材しておりましたが、今シーズンより原則土曜日のみ(大会等の行事開催時は土日)の取材とさせていただきます。そのため、内容が若干少なくなると思いますが、ご了承ください。
今回は14日(日)の春山バス・ツアーコースの状況と、15日(月)の乗鞍スカイライン開通の様子をお伝えいたします。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
【5月14日(日)、観光センター前駐車場】
観光センター前駐車場 |
早朝6時30分の観光センター前駐車場。
綺麗な青空が広がる | 朝からにぎわう |
昨日の雨天から一変してきれいな青空の朝を迎えます。気温は6℃、少しばかりひんやりした感覚がありますが、寒いというよりも清々しいといったほうが良いでしょうか?そして、駐車場には30台ほどのスキーヤー・・ボーダーの方々がお越しになっていて、出発の準備を始めています。多くはここから7km先の三本滝レストハウス前駐車場へ移動されます。
2015年の自然保護センターの桜(5月中旬) 2015ノリクラ 雪渓カレンダーVol.1(2015/05/09〜10) @ ↓ |
昨年の自然保護センターの桜(5月中旬) 速報(2016/05/04) ↓ |
今回の自然保護センターの桜 今年は開花が遅い |
5月中旬ともなれば、観光センターのある鈴蘭地区でも桜の季節になります。こちらはいつもご紹介している自然保護センターの桜。昨年・一昨年はすでに開花の時期を迎えているものの、今年は一部で咲いているに過ぎない状況。
すももはつぼみが青くなってきた 次週末のスモモ祭りにタイミングが合いそう |
しかし、スモモは芽が青くなり始めて、開花を目前に控えています。来週5月21日(日)は、一の瀬園地ですもも祭が開催されます。年によってはすでにスモモの花が終わってしまいますが、今年はすもも祭りとタイミングが合いそうですね。
シャトルバス乗場 | テント設営用ポールの設置 |
こちらは観光センター駐車場内のシャトルバス発着所。今週に入って、テント設営のためのポールの設置工事が始まりました。これまで仮設テントでしたが、台風や強風によってテントが倒壊するケースが目立ち、今回はしっかりした構造物を設置する運びになった模様です。
【三本滝レストハウス前駐車場、乗鞍岳春山バスに乗車】
三本滝レストハウス前駐車場(アスファルト部分) | 三本滝レストハウス前駐車場(未舗装部分) |
観光センターから7km先の三本滝レストハウス前駐車場。7時30分の時点で、収容台数50台のアスファルト部分(画像左)は満車。その隣の未舗装部分(画像右)には20台ほどお越しになっていて、ゴールデンウィーク並みの人出です。最終的には未舗装部分も満車になり、さらに奥のゲレンデ内にも駐車せざるを得ない状況となりましたが、ぬかるににハマってスタックする車もあった模様です。
春山バスが運行されても歩いて行きます |
さて、こちらの冬の常連のお二人。今日もツアーコースを歩いて登っていくとのこと。昨年よりも春山バス始発便が1時間遅くなったことから、歩いて登るという方が結構いらっしゃいます。
かもしかゲレンデ |
その最初に登るのがかもしかゲレンデ。
⇔ | ||
一昨年のかもしかゲレンデ 2015ノリクラ 雪渓カレンダーVol.2(2015/05/15〜16) D |
今回のかもしかゲレンデ 今年は積雪が多いことがわかる |
昨年はすでに連休前になくなっていましたが、一昨年と比べても積雪が残っている量が多いことがわかります。
春山バス乗車券販売 | バス停付近は長蛇の列 |
そして、春山バス乗車券の販売開始。今年からレストハウスのテラスにて販売するようになりました。そのため、バス停留所に並ぶ前にレストハウス前にてバス係員より乗車券をお求めください。なお、今回もほとんどが片道乗車券をオーダーする方が大半で、下山はツアーコースを滑走するというスケジュールの模様です。
ツアーコースでの下山滑走は、入口急斜面の上端部分の積雪状況によって、全体の下山滑走可否が決まります。今回も入口急斜面上端以外は全く問題ありませんが、この箇所のブッシュがかなり多くなってきましたので、次週末は春山バスで下山されたほうがよいでしょう。かもしかゲレンデは、すでにほとんど徒歩になります。
始発便は6台運行 |
今日の春山バス始発便は三本滝4台+観光センター2台で合計6台、265名の方が乗車されました。ゴールデンウィーク並の人出ですから、お待ちの方の列がかなり長くなっているのがお分かりでしょうか?
バスの車窓から − 芽吹きはまだ |
春山バスに乗車されたら、車窓の風景も楽しみましょう。山麓の乗鞍高原では木々の芽吹きが始まりつつありますが、標高2000メートル以上ではまだ芽吹きは見られません。
運行開始から2週間経過 − まだまだ雪の壁が高い |
運行開始から2週間が経過し、雪の壁はだいぶ低くなってきたものの、今年は積雪量が多いため、雪景色はまだまだ豊富に残っています。
位ヶ原山荘に到着 |
そして、9時過ぎに位ヶ原山荘に到着です。三本滝からここまでの所要時間は25分程度です。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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