ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.8(2007/06/30〜07/01) J
【雪渓下部 W】
モーグルコーススタート地点の岩 | クレパスは縮小傾向にあります |
こちらはモーグルコーススタート地点の岩。1ヶ月前の 2007ノリクラ雪渓カレンダーVol.4(2007/06/02〜03)B よりお伝えしてきたクレパスはかなり縮小し、岩の下部は完全になくなり、岩から魔利支天岳方面に延びる部分も幅は2メートルほどありますが、深さはなくなり、長さも5メートルほどです。
モーグルコーススタート地点の岩 − ほぼ昨年並み |
モーグルコーススタート地点の岩は先週より1メートルほ雪解けし、3メートル近くまで高くなっています。先週と同様、昨年並みの積雪です。
石碑の岩 − 昨年より2週間早い雪解け | 石碑の岩の下部 − 昨年より1週間早い雪解け |
こちらはモーグルコーススタート地点の岩の南側にある石碑の岩。先週より1メートルほど雪解けし、高さは2.5メートルほど。先週は昨年より1週間早い状況でしたが、今週は2週間早い雪解けです。石碑の岩の下部は緩斜面でポールレッスンなどに適していますが、岩の頭が出始めてきました。昨年より1週間早い雪解けです。
今日はモーグルコース周辺が非常ににぎやかなのに比べ、それ以外のところではいつもの静かなノリクラです。モーグルコースの喧騒とは別世界ののんびりとしたノリクラを楽しんでいます。
【雪渓上部】
雪渓上部全景 − 上は昨年より1週間遅く、下は2週間早い | 魔利支天岳 |
雪渓上部もだんだん雪解けのスピードが上がってきてます。先週は上で昨年より2週間遅い状況だったのが、今週は1週間になっています。下のほうは昨年より2週間早い状況ですが、これは先週と同じ傾向です。
クレパス − 形が崩れてきました | 開口幅は1.5メートルほど |
クレパスは開口幅が大幅に広がり、上下で段差が広がって形が崩れてきてきました。開口幅は広いところで1.5メートルほど。長さは50メートルほどでこちらは先週と変わりません。また、先週はこのクレパスの上で細かな亀裂がありましたが、今週はなくなっていました。
おそらく今後は縮小していく方向かと思いますが、雪解けの状況によっては新たなクレパスがはっせいしたり、このクレパス自身がさらに大きくなる可能性もあり、注意が必要です。
【昨年の今ごろは?】
昨年は7月1日が土曜日で、二日とも乗鞍高原から現地入りしました。昨年は二日とも天候悪く、大雪渓全景を見渡すことは全くできない状態でした。この悪天候にもかかわらず、モーグラー以外にもスキーキャンプで訪れるグループなどもあり、もしかすると、大雪渓全体を見たときは、この天候にもかかわらず、今年よりも多い状態だったかもしれません。
<編集後記>
今回は初日に岐阜県側から、翌日は長野県側からと別ルートで現地入りしました。また、天候に恵まれたのはほんの一瞬で、濃霧に覆われていたため、思うように撮影ができない状況ではありましたが、別々のルートで現地入りしてそれぞれで取材を行ったため、通常の倍に近いボリュームとなってしまいました。
長野県側のシャトルバスが運行を開始し、今回からノリクラ入りを始めた常連の方もいらっしゃるかと思います。ノリクラ雪渓カレンダーの方は3月のプレリリース版を含めると今回がちょうど折り返し地点。今年はほんとに長く、ボリュームも増えてしまい、寝る時間のほとんどない生活が続いていますが、これまでの春スキーから夏スキーへシフトし、自転車・登山と盛りだくさんの楽しみをノリクラは与えてくれます。そんな状況をこれからもお伝えしていく予定です。
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